Column
2026.06.23
私たちは、「仕事を探すこと」と「人生を豊かにすること」が、いつの間にか別のものになってしまっていることに違和感を持っています。
本来、人生の多くの時間を使う仕事は、人生を豊かにするための手段であるはずです。
しかし今の日本では、企業は人材不足に悩み、求職者は仕事に希望を持てないという、二つの課題が同時に起きています。
私たちは、この課題を”出会いの質”で変えていきたいと思っています。

物流、飲食、製造、建設。
私たちの生活を支えているエッセンシャルワーカーの現場では、深刻な人材不足が起きています。
求人倍率が4倍を超える職種も珍しくありません。
経営者の方々からは、
「もう外国人労働者に頼るしかない」
「若い人が全く来ない」
そんな声を数え切れないほど聞いてきました。
一方で、求職者からは、
「給料がいいから我慢している」
「プライベートのために仕事をしている」
という言葉を耳にします。
企業は人が来ないことに悩み、求職者は仕事に希望を持てない。
この二つの課題は、実は別々の問題ではありません。
根本にあるのは、職業に対するイメージです。
私たちは、この固定観念こそが、日本の未来を狭めていると考えています。
私は24歳のとき、タクシードライバーになりました。
起業と倒産を経験し、「これからの人生に必要なものは何か」を考えたとき、答えはシンプルでした。
1〜2年、社会の現場で学ぶこと。条件や肩書きではなく、
「この経験が、自分の人生を豊かにしてくれる」
そう確信して選んだ仕事でした。
しかし、周囲からはこんな声が聞こえてきました。
「若いのに、なんでタクシー?」
「もったいない。」
でも、実際に現場に飛び込んでみると、そこには想像を遥かに超える世界がありました。
毎日、何十人もの人生に触れる。
何千人もの人たちと出会う。
仕事の奥深さを知るたびに、強く感じることがありました。
職業に対するイメージが、人の可能性を狭めている。
これが、私たちの原点です。
大学生が飲食店でアルバイトをしていても、誰も何も言いません。
でも、同じ飲食店に正社員として就職すると、
「大変そう」
「もったいない」
という声が出てきます。
仕事の本質は何も変わっていないのに、肩書きやラベルだけで評価が変わる。
これが、エッセンシャルワーカーの採用難の正体だと思っています。
そして採用がうまくいかなければ、既存スタッフの負担も増え続けます。
採用してもすぐに離職する。
そもそも応募が来ない。
この負のサイクルを止めなければ、何も変わりません。
「私にはこれしかできない。」
「自分はこういう人間だから。」
そうやって、自分自身の可能性を決めつけていないでしょうか。
でも、物心がついてから10年、20年程度の経験だけで、自分の可能性を決めることはできません。
60歳から起業して成功する人もいます。
人生100年時代で考えれば、20代や30代は、まだ人生の序盤です。
そして、人生の大半を使う仕事が苦しいものであれば、プライベートだけでは人生全体の充実感を補うことは難しいと思っています。
だからこそ、条件や肩書きだけで仕事を選び続けることから卒業する必要があります。

これが、私たちの目指す世界です。
企業には、まだ言語化されていない魅力があります。
求職者には、まだ気づいていない可能性があります。
その両方を引き出し、最適な出会いをつくることが、私たちの仕事です。
企業に対しては、採用戦略の設計から媒体選定、採用ブランディングまで一気通貫で伴走します。
「人が足りない会社」ではなく、「選ばれる会社」を一緒につくっていきます。
そして求職者に対しては、
求人を紹介する前に、まず人生目的を一緒に考えます。
どんな人生を送りたいのか。
何を幸せだと感じるのか。
人生のゴールはどこにあるのか。
その答えを一緒に言語化しながら、人生から逆算したキャリア選択を一緒につくっていきます。
若手が来ないことを嘆く前に、一つ問いかけてみてください。
あなたの会社は、若者に「ここで何を実現できるか」を伝えられているでしょうか。
皆さんが取り組んでいる仕事は、誰かの生活を支え、社会の可能性を広げる、なくてはならない仕事です。
その誇りや魅力を、私たちが言語化し、届けます。
求人倍率4倍以上の職種を、事務職並みの水準まで引き下げる。
それが、私たちの最初の目標です。
「どんな仕事が向いていますか?」
ではなく、
「どんな人生を送りたいですか?」
から始めてみませんか。人生は一度きりです。
だからこそ、目先の条件だけではなく、自分がどんな人生を歩みたいのかを考えることが大切だと思っています。
人生のゴールから逆算して、今何を学び、何を経験するべきなのか。
私たちは、その伴走者でありたいと思っています。
将来振り返ったときに、
「あの選択をしてよかった。」
そう思える人生を、一緒につくっていきたいのです。
終身雇用が当たり前ではない時代になりました。
「こうあるべき」という固定観念を、手放してもいい時代です。
エッセンシャルワーカーへの評価が正当に見直される時代は、必ず来ます。
企業が誇りを持って若者を迎え入れ、若者が人生から逆算して仕事を選ぶ。
そんな当たり前を、日本に根付かせたい。
私たちは、採用を変えたいわけではありません。
働くことの価値観そのものをアップデートしたいのです。
職業イメージを変えることは、日本の未来を変えることにつながる。
そう信じています。
私たちにしかできない”出会い”で、日本の職業イメージを変えていきます。